和紅茶の魅力を解き明かす

和紅茶の魅力を解き明かす 〜海外産紅茶との違いとおすすめの楽しみ方〜

はじめに

日本の気候や風土で育まれた茶樹から摘まれた茶葉を日本で加工して作られる紅茶「和紅茶」。
「和紅茶」以外にも「国産紅茶」や「日本紅茶」など、さまざまな呼び方で呼ばれており、そのユニークな味わいや文化的背景が注目され、近年ますます人気を集めています。
和紅茶は日本の茶品種特有の芳醇な香りと繊細な味わいを兼ね備えた特別なお茶であり、本記事では和紅茶の特徴やおすすめの楽しみ方を詳しくご紹介します。


和紅茶とは?海外産紅茶との違い

製法の違い

和紅茶は、日本特有の気候や土壌で育まれた日本の茶品種の茶葉を発酵させて作られます。
海外産の紅茶は大規模なプランテーションで育てられることが多く、品種や加工方法も異なります。和紅茶は手間ひまかけた少量生産が主流で、そのため風味が繊細で独特の甘みがあります。

味わいと香りの特徴

和紅茶は一般的な海外産紅茶に比べ、渋みが少なく口当たりが非常に柔らかいのが特徴です。
そのため、海外の紅茶は砂糖やミルクを入れてミルクティーとして楽しむことが多いですが、和紅茶は砂糖を入れずにストレートで飲める点も特徴となっています。
茶葉本来の優しい甘みと渋味の絶妙なバランスをもつ和紅茶の味わいは、日本食ともよく合うことで知られています。

おすすめの飲み方

ストレートティー

和紅茶本来の味わいを堪能するならストレートが最適です。

ミルクティー

茶葉の種類を選べば輸入紅茶では味わえない特別なミルクティーをお楽しみいただけます。和菓子やスイーツとも相性抜群です。


和紅茶を選ぶポイント

品質の良い和紅茶を見分けるコツ

  1. 葉の色と形
    均一で艶のある茶葉を選びましょう。
  2. 香り
    開封時に感じる自然で豊かな香りが品質の高さを物語ります。
  3. 受賞歴
    プレミアムティコンテストや、国産紅茶グランプリなど国産紅茶のコンテストに出品、入賞している生産者の和紅茶は一定以上のクオリティが認められています。

長野園が提供する和紅茶のこだわり

私たちは茨城県猿島(さしま)郡にある70年以上の歴史を持つ茶園で、こころのふるさとに還る」というコンセプトのもと国産茶葉を使用した和紅茶を提供しています。
その中でも和紅茶のティーブランド「TEAISM」は、時間や空間をも超える一杯に仕上げるためにお茶の栽培から収穫、製茶、ブレンドまですべてにおいて自然との対話を基本にしたモノづくりをしています。
上質なワイン用のブドウを育てるように、土地のテロワールと品種の個性を引き出す栽培管理や、製茶した茶葉が時間の経過でさらに豊かな香りになるよう、茶葉の形をしっかりと残すフルルーフタイプの丁寧な製茶を、職人の感覚を鋭敏に研ぎ澄ませて作り上げられた特別な和紅茶です。
▶︎ TEAISM紅茶見る

▼過去の受賞歴
・プレミアムティコンテスト2024受賞
・プレミアムティコンテスト2023受賞
・国産紅茶グランプリ2022 金賞 受賞
・プレミアムティコンテスト2022受賞
・プレミアムティコンテスト2021受賞
・プレミアムティコンテスト2020受賞


和紅茶の淹れ方ガイド

基本的な淹れ方(茶葉)

  1. ティーポットをお湯で温め、温めたお湯を捨てます。
  2. 茶葉をティーポットに入れ、熱湯を注ぎます。

    熱湯:沸かしたてのお湯を150ml程度。
    茶葉の量:ティースプーン1杯(約2〜3g)程度。
    ※茶葉の形状によって同じティースプーン一杯でも重さがかなり違うので、キッチンスケールを使ってグラム数をしっかり計量するのが一番重要なポイントです。

  3. 蓋をして3〜5分蒸らします。
    茶葉が開くのを待ちながら、香りを楽しみましょう。

基本的な淹れ方(ティーバッグ)

  1. カップをお湯で温め、温めたお湯を捨てます。
  2. 沸かしたてのお湯を150ml程度注ぎます。
  3. ティーバッグを静かに入れます。
  4. 3分ほど蒸らしたら軽く揺らして静かに引き上げます

    ※ティーバッグを後からお湯に入れることで茶葉がしっかりと開き、味と香りがより豊かに広がります。

※お茶の種類やお好みにより、茶葉の量や蒸らし時間を調節してください。
※熱湯を注ぐ際は火傷にご注意ください。

    応用編:冷茶やアレンジレシピ

    アイスティー

    1. ティーポットをお湯で温め、温めたお湯を捨てます。
    2. 茶葉をティーポットに入れ、熱湯を注ぎます。

      熱湯:沸かしたてのお湯を150ml程度。
      茶葉の量:ティースプーン2杯(約4〜6g)程度。

    3. 蓋をして3分〜5分蒸らします。
      葉が開くのを待ちながら、香りを楽しみましょう。

    4. 氷をたっぷりいれたグラスに注ぎます。

    アレンジティー

    1. 上記を参考に和紅茶を作ります。
    2. 完成した和紅茶にレモンスライスやハチミツを加えて、フレーバーティーとしても楽しめます。

    まとめ

    和紅茶は、日本人が古来から大切にしてきた「自然との対話」をベースにていねいに作り上げられた特別なお茶です。
    その味わいと香りは、日々の生活にささやかな贅沢をもたらしてくれます。

    「大切なひとと、ときを豊かに」

    丁寧に育てられた茶葉と、こだわりの製法が織りなす至福の一杯で皆様のひとときがより豊かに彩られますように。

    ▶︎ TEAISM紅茶見る

    和紅茶専門店 TEAISM ONLINE SHOP by 長野園「大切なひとときを豊かに」

    記事監修:有限会社 長野園
    住所:茨城県猿島郡 境町百戸554-1番地

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